※2015年4月、閉店されたとのことです。
(閉店前の記事です)
都会の町並みは常に開発や新しい建物が作られるなど、数年で風景ががらりとかわってしまう場所が多いが、そんな片隅にしぶく残る建物とともに下町文化がしぶとく残り、そこを愛する人々が集う。
品川駅港南口も、以前の風景が思い出せないほどビジネス街に変わってしまったが、路地裏にシブ~い店がまだまだあり、時間がたくさんあれば片っ端からお邪魔してみたくなる。
そんな渋い店を特集した記事を読んで知ったのが天華さん。
とんねるずの番組で紹介されたらしく、知ってる方も多いようだ。
ココの名物が
“コショーそば”
文字通りこしょうがたっぷりかかった塩味の中華そばで、一見どこにでもありそうな組み合わせだが、インパクトのあるこのメニューを他で見たことがなく、何故か個人的にはとてつもなくインパクトを感じ、ここも訪問の機会を狙っていました。
ただこのお店は中華料理店として味も評価されており、コショーそばのインパクトは絶大ですが、タンタンメンなどコショーそばに並ぶ人気メニューなども存在。
胃袋が2つか3つあれば。。。
ちなみに他ブログなどの記事によるとコショーそばを“コショーラーメン”などと注文すると親父さんの機嫌が悪くなるらしい。
そこんとこを肝に銘じて注文。
注文から数分、すぐにでてきたコショーそば。
透明スープの表面の3/4を覆うコショーで麺は見えません。
コショーの香りが漂ってきますが、むせ返るほどではありません。
スープにはとろみがついています。
これでコショーが沈むことを防いでいるのでしょう。
味は塩分が控えられており、ちょっとうすいかな?とも思いますが、コショーが混ざることでコショーの味わいも加わってちょうどよく感じます。
麺は細すぎず太すぎず。
どうもこのメニューの主役は麺でもスープでもなく、コショーを麺やスープで食べさせるメニューのようです。
主役はコショー。
ちなみに食後はしばらくじんわり汗が出続けました。
ですが辛かったという印象ではありません。
香り、辛みを含めコショーを堪能した面白い一杯でした。
キタナシュラン認定人形の横に、ホイコーローのメニュー短冊。
良く見ると“食べ方に条件あり”と書いてます。
どういう条件なんでしょう。
気になる。
裏路地に残る名物メニュー。
末長く食べ継がれていってほしい味ですね。
■中華料理 天華
住所:東京都港区港南2-2-5
時間:11:30~13:45、17:00~19:45
定休:土日祝
電話:03-3450-1006