(2016年の記事です)
暖簾が変わって青くなってます。
屋号も漢字でなくカタカナに。クマちゃんがポイント。
ですが、予想外の満席にビビる。
混んでいるのは良いこと。味もいいのだろうと期待して待つも、席が空かず、時間切れ。
涙を飲んで店を去ります。
しかしながら、入れないとなると無理してでもと後日リベンジ。
今回は開店時間直後に訪問しました。
メニュー
ラーメン550円も迷いますが、味噌がどうなってるか気になります。
味噌単品はないので、ネギ味噌ラーメン750円を注文。
ナスソバ750円、中華冷奴400円、腸詰500円も気になります。
飲めるニセコ亭になってるんですな。これはまた楽しみです。
出てきた味噌ラーメンは、以前の味を彷彿させる赤味噌がかったスープ。
そして白っぽい柔めの麺。おお、懐かしい。
同じかどうかは推測の域を出ませんが、二世古の味が受け継がれている感があります。
さらにネギの刻み方は中華屋さんを彷彿させます。
懐かしさに、プロの技が加わった進化系の味なんて思いながら、うまいうまいと、懐かしさを感じながらはふはふ食べていると、母さんが暑くてごめんね~と扇風機を向けてくれます。
真っ盛りの夏、開店直後の準備の整わない中、ラーメン頼んだのはこちらなのにと恐縮。
帰り際、会計しようと声をかけると母さんが何やらゴソゴソ。
はいと渡されたのはアイスに最後までほっこり。
親戚の家に来たような懐かしさを感じるNewニセコ亭さんでした。
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(2014年5月画像追加)
実家に帰ったついでにお店の前まで。
(入店せず)
これまで経営されていた方から屋号そのまま別の方が引き継ぎ、リニューアルオープンしたとの事。
メニューは若干変わったようですが、変わらずリーズナブルで美味しいとの評判なので、是非機会を見つけてお邪魔したいと思います。
■ニセコ亭
住所:藤沢市大庭5056-4
時間:11時~15時、17時~21時
定休:水曜日
電話:0466-88-0607
(最終訪問:2016年7月)
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(2009年2月、※旧二世古亭の記事です)
僕の地元は、当時としてはいわゆるベットタウン。
つまり新興住宅地なので、老舗らしき店はほとんど存在しません。
ですが、物心ついてから現在まで4半世紀経つと、いまだに存在する店は、なじみというか、昔からある店という感覚に近いです。
そんなライフタウンのなかで、当時から長くご商売をされているかのような風格のあったラーメン店、二世古亭。
小中学生だった当時、札幌みそラーメンなんて、想像したこともないので、ある意味疑うこともなく、北海道のみそラーメンって、こういう味なんだろうと思い込んでいたましが、曖昧な記憶では白味噌仕立てだった記憶。
まして鉄道好きだったので、二世古=ニセコと連想。
この界隈に他にラーメン屋らしいラーメン屋さんがなかったこともあり、何故かいまも特別なお店です。
そんな二世古亭さんの動向はいつも気にしており、実家に帰るたび店の横を通りますが、空いてないことが多い。
ネットでも情報は出てこず、開店当初“やまか”というスーパーマーケットだった母体の店舗は現在は薬屋になっています。
何故か横並びの文字を縦にディスプレイ
そしてまた今回、気まぐれに店の横を通ったら、開いてました!
健在です。
もう何故だかとても嬉しくって、何も考えずに即入店。
魅惑?のお持ち帰り。注文は多いのか?
それにして…も、である。
ラーメン1杯350円って、安すぎじゃね?
餃子も300円で7つ。
タンメンも美味しかった記憶がある。
そのタンメンは400円。
う~ん、時がとまっておりますな。
ではタイムスリップということで、札幌みそラーメン450円を注文。
これでも450円。
高いばかりの店が多いこのご時世、値段に見合った味であればよいが、企業努力も頑張っていただきたい店が多く感じます。
おじさんが一人で切り盛りしているが、タイミング的に自分も唯一の客である。
二人しかいない店舗でテレビの音だけが空しく響くのもなんなので、声をかけてみた。
「この店、何年になるんですか?」
ボソっ「31年目」
チーン、終了!
相変わらずコミュニケーション能力のない自分だが、これ以上職人?の邪魔をしちゃいけないかのような錯覚もあり、すごすご、でかかりそうな言葉をひっこめ、渾身の一杯を待つ。
さあっ、出てきましたぞ。
う~ん、
後にこれほど北海道に住み着くなんて思ってもいなかった。
曖昧な記憶で白味噌仕立てだったと思ってたが、変に甘さにこびない赤味噌仕立て風のいわゆる“みそラーメン”直球ど真ん中といった感じか。
スープをすすると、いま流行りの味では決してないし、とびきりのおいしさという表現には至らないが、どこかほっとする味です。
懐かし。
お肉は入っておらず、うずらの卵が妙に目立つ。
個性といってもいい感じの目立ちっぷりだ。
付近で遊んだ記憶とかがよみがえってきたわけでもないが、でもその当時にもどった感覚に包まれ、癒されました。
きっと他の方が食べて同じ感覚になることはないでしょうが、そうゆう個人の眠る記憶を呼び覚ます食べ物って、ありませんか?
結局僕が入店してから帰るまで、どなたのお客も参りませんでした。
が、いつまで続いてくれるかもわかりませんが、帰省の楽しみ、つづくといいなぁ。