岩見沢で知らない人はいない、そして道央圏にもその名を轟かせている三船さんに行って来ました。
岩見沢市民時代にも何度か行きましたが、午後3時からの開店なのに、午後6時過ぎにはお客が入れないことなんてザラ。
岩見沢が鉄道の街だったので、仕事のアガリが早い国鉄職員が利用していた名残としてこの営業時間が続いているのでしょう。
ここが入り口?と思わせる場所は駅前のコミュニティープラザーのそば。
JR岩見沢駅も近代的な建物に変わったが、コミプラが建つ前ずっと前から、古きよき駅前のニオイがこの一角だけ残っていて、昭和を感じさせてくれます。
以前は夕方になると排気ダクトからもうもうと煙が上がり駅前に噴射!
三船のニオイを店に入らなくても感じることができました。
あのダクトは今は方向が変わり、画像ではうっすら見えるかな?といった程度になってしまいました。
肉眼でも弱まったように見えるのが残念。
実際のところはわかりませんが。。。
カウンターに陣取ると、焼いている様子が見えます。
・・・というか、午後3時の開店なので3時に入ったのにもうカウンターしか空いてない。一体何時からやってるんだ?
しかもひっきりなしに電話がかかってきます。
予約というより圧倒的にお持ち帰りの電話です。
その単位と言ったら、50本なんて序の口、100本、80本、130本・・・と飛び交います。
トドめに600本が入った瞬間、焼き台の兄さんが
「もう7時まで無理」
とお持ち帰りをストップしました。
(正しい)開店時間から20分の出来事でした。
その合間を縫って我々の焼き鳥が運ばれてきました。
とりあえず正(精)肉、モツそれぞれ10本ずつ。
実は三船の焼き鳥はモツと正肉の二種類しかありません。
しかも味付けは塩こしょうだけ。
七輪の強火で一気に焼き上げます。
●正(精)肉
圧倒的に人気はモツに軍配がアガりますが、空知の特産であるタマネギが挟まっている甘みが何とも良く、モツを食べ続ける間の箸休め的と言っては失礼ですが、三船にとって重要な役割がこの正(精)肉にはあると考えられます。
●モツ
レバー、砂肝、きんかん(鶏の子宮)など、様々な部位が入ったやきとり。
きんかんなんて今でこそモツ鍋に入ってたりもしますが、初めて見た時は他所で見たことがなかったのでオドロキでした。
いろんな部位の食感がシンプルな味わいで楽しめるこのモツは、食べていて楽しい焼き鳥です。
しかし、特にこのモツのスタイルの串が炭鉱地帯だった空知の名物として総称されて「美唄やきとり」と呼ばれており、三船というお店はココ以外にも岩見沢・美唄で何店舗かあります。
(系列店でない店もあるようです)
ちなみにここの三船は札幌に姉妹店を出したようですが、関係性はどうなっているのかは定かではありませんが。
大ぶりのモツですが、正肉と合わせて1人20本くらいは軽々。
ビールや焼酎と共に仕事の疲れを癒す味です。
他のメニューはおしんことキムチとそばくらい。
実はこのそばが絶品。
鳥ダシが出たつゆがたまらなのです。
が、そのそばも
「時間かかるよ」
と言われ断念。この店ならホンとに時間かかりそうですし。。。
そのだしつゆのかけそばで〆る宴会でのかしわ鍋も絶品。
いつか味わいたいなぁ。
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≪2010年4月再訪≫
奥の小上がり?に通される。
初めての席だ。
思わずメニューをパチリ。
焼き鳥もたらふくいただいたが、画像は割愛。
瓶ビールで焼き鳥をいただいたあとは酒に継投。
ツマミはおしんことキムチ。
そして最後は念願のそば。
鶏の脂が表面を覆っており、アツアツこくウマ。
最強の〆でしょう。
<画像追加 2014.1>
ワイン2合はデキャンタ?で。
なかなかたっぷり。赤も白もあるそうです。
<画像追加 2016.1>
お通しが出ました。10年近くお邪魔していて初めてでしたが、なかなか美味しい。
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<画像追加 2017.12>
鍋の作り方を撮影。何度もいただいていますが、鍋そのものの画像はなかなか押さえられません。
■三船
住所:岩見沢市1条西7丁目1
時間:15:00~21:00
定休:日曜・祝日
電話:0126-24-1788
(最終訪問:2017年12月)