さあさあ、
八幡浜からフェリーに乗って、目指すは一路九州別府!
そうなのです。
豊後水道を挟んで2時間半程度で九州に渡れるのです。
正直、往復で5千円近くかかるので、八幡浜あたりでおとなしく旅館に入っても変わらないのですが、大分県に足跡を残したいという、ただそれだけの強引な理由で向かってしまいました。
なぜならワタクシ、この大分県到達によって、沖縄を除く全ての都道府県に足跡を残すことになるからです。
まあ、足跡と呼べない県も中にはあるのでこの話はここまでにしますが、自己実現?のために行っちゃいました!
しかも帰りは朝5時半発。夜中だけわずか6時間の滞在です。
ああ、バカ旅行(笑)。
温泉で有名な別府市の人口は12万人。
思ったほど多くありませんが、仲間は以前行った事があるらしく、
〝24時間の銭湯もありますし、何とかなりますよ〟
との事。
まあ、店が全部閉まったら健康ランドかまんが喫茶か。
適当にすごせるだろう。
しかし3時間弱の船旅は微妙だ。
フェリーでの仮眠予定だったがほとんど眠れず、かえって気持ち(寝覚め)が悪い。
半分ハイな気分で港に到着し、客待ちのタクシーに即乗車!
店もわからない土地なのでタクシーの運ちゃんにとりあえず、大分名物〝とり天〟と〝近海モノのサカナ〟が食べれる店という要望を伝え、連れられるままに繁華街の居酒屋へ!
タクシーの運ちゃんが車を降りて引き戸まで開けてくれる(過剰な?)サービスに、正直大丈夫かな?と思いつつも、カウンターのみながら明るい居酒屋。
すでに程よく酔っ払い、他の客とハナシをしたそうな先客もいる。
まあそんな先客に適当に相槌を打ちながらも、こちらはこちらで九州別府の居酒屋のメニューのほうに興味津々。
ビールで乾杯すると、お通しは高菜。
九州に来たなぁ~。
●大分の郷土料理〝りゅうきゅう〟
お店の人曰く=ヅケ との事。
この日はカンパチ。
歯ごたえがあっておいしい。
味付けは甘めながらショウガが効いています。
ご飯に乗せてもおいしそうだが、酒の肴ですね~。
●とり天
お待ちかねです。
大分人がこよなく愛するというとり天。
かぼす入りのポン酢でいただきます。
サクサクの衣がうれしいデス。
とり天を食べ歩くサイトを事前に見ていたが、ふんわり系、薄皮系、ジューシー系などとり天にもいろいろあるらしいが、ここのはさっぱり系でした。
●クロメ
これも大分近海で獲れる海藻。
はじめ少し苦みを感じるが、だんだんこの苦味がクセになってきます。
●デバラの干しもの
クロメもそうだが、初めて耳にする名前のサカナ。
ヒラメのような近海の魚らしい。
焼き加減が絶妙でパリパリ。
噛めば噛むほど味わいがでる。焼酎との相性バッチリ。
・・・という訳でこの頃にはすっかり地元の酒へ移行。
〝なしか〟〝西の星〟〝縣屋〟〝とっぱい〟…と、聞いたことのない地元大分麦焼酎の競演で乾杯。
大分の幸・酒を存分に楽しんでいると、後から来たカウンターの温泉宿泊客らしき二人組が突然ハーモニカを吹き出す。
先ほどの酔っ払いもたいそう上機嫌でノリノリ。
楽しい夜だ。
仲間が〆にと頼んだとんこつラーメン。
正直ラーメンは別の店を探そうかと思っていて注文しなかったが、これが失敗?
えらく美味しいとんこつラーメンがでてきてびっくり。
最後まで小さな驚きの連続のお店でした。
■居酒屋きんたろう
住所:別府市北浜1丁目15-11
時間:?
定休:?
電話:0977-22-0388