帯広の大盛り界(あれば)を語る上で、必ず名前があがるファミリー中華とんとんさんに行ってきました。
普段白樺のドリームタウン側をよく通り、目撃するあの黄色いのれん。
のほほんとしているようなあの店構えの奥に、そんな爆盛りがはたして潜んでいるのか?
ウワサの真相を確かめるべく、潜入です。
店内は普通の食堂のような感じ。
男性・女性客それぞれおり、普通に食事を楽しんでいます。
ランチの定食は650円でスープとコーヒーつき。
お値段も普通だし、とりたてて爆盛りの気配すらない。
その大盛りにしても100円増しと至って普通。
ウワサの影カタチすらないのだ。
うむぅ。
でもまあ丼モノが凄いらしいので、折角来たからと同僚は中華飯700円の大盛り。
僕は中華スープご飯700円の大盛りをオーダー。
はたしてどうなることやら。
気になるメニューは餃子丼とからーめんとか、いろいろあり、定食・弁当類も中華系で充実。
弁当は写真で見ると、よく使われている黒い箱に入ったシンプルなもの。
あまり量はなさそうか・・・
・・・はて?
そのメニューを見ている先に、店員さんがから揚げ弁当を運んでいたが、
・・・はて?
見間違いか?
から揚げの部分の一角だけ、こんもりとから揚げの山が盛られている。。。
そうこうしながら、男性サラリーマンの昼食風景同じく、同僚とマンガを読みふける。
マンガに集中が行きかけた頃、
どわん。
画像では大きさ計測不能かもしれないが、
不意をつかれテーブルに置かれた瞬間、
ただ笑いを押し殺すしかなかった。
向かいの同僚は唖然として言葉を失っている。
〝ナンじゃコりゃ~〟
心の叫びさえ聞こえる。
一方で押し殺し漏れた笑いが耳に入り、遠くのザンギ定食の客がこっちを降りかえり、一見客の我々に
「まあ、がんばってらっしゃい」
といった眼差しを送っている。
そんな笑いと唖然の興奮覚めやらぬうちに、
(クリックで巨大化)
やってきた。。。
同僚はらーめん?
とつぶやくほどの大きならーめん丼に、ぎっしりとご飯が入っている。
食べる本人としては小さな炊飯器のお釜か?とさえ思う。
ひたひたのスープなので、=(イコール)全てご飯とはならないが、
ご飯二合以上は軽くあるだろう。
笑えるほどデカい。
タケノコ、ニンジン、ほうれん草、鶏肉、とき玉子、エビと具だくさん。
そしてなぜか梅干しが付いてきた。
これがあとで、かなりの効果を発揮してくれる。
中華飯は白菜・ほうれん草・豚肉が醤油ベースの中華あんかけでたっぷりとご飯にかかっています。
ひと口いただいたが、うん、うまい。
味もヨシです。
さあここから、この大物との対決開始です。
アツアツですが、あっさり塩味スープなのでくどくなく、大盛りですがとても食べやすい。
レンゲですくい、味を楽しみながら半分まではスムーズに食べることができます。
ですが、直径25センチ以上、しかも深さも15センチ以上(いずれも推定)はあろうかというこの丼にナミナミである。
どう見ても2人前に近い1人前大盛りだ。
限りなく1.9人前に近いだろう。
そして、だんだんと味の単調さにレンゲの速度が遅くなってくる。
う~ん、ピンチ。
早いこと8割方食べ進まないと、完食の壁がどんどん高くなる。
峠を登りきらなければ・・・
そう思ったとき、どんぶりにしか視点がなかったのを不意に視点をそらした先が、
〝梅干しくん♪〟
この梅干し、
実はとっても美味しい。
この梅干しくんの登場により、味を梅味に変えることとなる。
これがまた、うまいのだ。
8割がたを超えると、味的な梅干しくんの効果も薄れてくるが、ゴールテープは目の前。
あ、ここまで来ると意外と楽勝かも。
一気にゴールテープを切ることとなった。
ごちそうさま!
向かいの同僚君は
「大盛りにしたた分だけツラい」
と、
弱音を吐くが、
無言のエールに応え見事完食。
う~、お互い午後の動きが鈍くなりそうだ。
しかし、のほほんとした店構えながら心強いお店の一つになりそうです。
<画像追加 2008・11>
●天津麺(大盛り)
●唐揚げ弁当(ご飯大盛り)
大盛りにするとご飯がもう1杯
別の茶碗に出てくるのが面白い
住所:帯広市西17条南3丁目1-5
時間:
定休:水曜?
電話:0155-36-6280